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学校と外部機関の連携活動

放射線に関する課題研究
 ~スーパーカミオカンデで学ぶ~

学校祭の代休となった9月21日(金)、文部科学省の「放射線に関する課題研究支援」の活動として、 生徒13人が東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設を訪れた。
 午前中は施設長の鈴木洋一郎教授より2時間を超す講義を受けた。

最初に生徒たちに何を知りたいかを問いかけ、それに答えるスタイルで、 素粒子の世界や超新星爆発で陽子が中性子になるときにニュートリノが大量に放出されることなどの難解なことがらを、 とてもわかりやすく説明していただいた。
生徒からのいろいろな質問にも懇切丁寧な説明をしていただき、予定時間を大幅に越え、 さらに個人的に質問する生徒たちにも笑顔で対応していただいた。

  午後は、ニュートリノを観測する施設であるスーパーカミオカンデを関谷洋之先生の解説で見学した。
観測の原理は午前中の講義で理解したが、実際の観測では、 ノイズを減らすためのタンク内の水の清浄化技術、土中のウランやラドン対策などの技術に驚き、 いつあるともわからない超新星爆発に備えて盆暮なく24時間体制で観測が続いていること、 予算が潤沢というわけではないので中古の機器も活用しながら最先端の研究をしていることなどを教えていただいた。 1日平均1個のニュートリノをキャッチする瞬間をモニターで見るという幸運には恵まれなかったが、 ノーベル物理学賞受賞者のグラショウ教授やカルロ・ルビア教授などの世界の物理学者や毛利守宇宙飛行士の扉に書かれたサインに見入った。
参加した2年生の岩田敦史君は、「物質の根源だと思っていた陽子や中性子がクォークからできていることを知り、物の見方が変わった。 また、素晴らしい実験はたくさんの素晴らしい技術に支えられていることが実際に見学して感じられた」と感想を語った。 また、予習しても理解は難しかったが、将来、絶対スーパーカミオカンデで働きたいと講師の先生方に伝える生徒もいた。

遺跡の年代決定Now!

平成23年7月から24年2月にわたって、希望者への講座、『遺跡の年代決定Now!』を行いました。
 

初日の学校での講義・実験の後、
安城市の寄島遺跡の発掘・年代測定試料採取・岐阜県瑞浪市の地下100m,300m巡見、土岐市で放射線年代測定装置講義を受け、最終日には再び学校で、遺跡の年代決定の結論を考えました。

内容については、PDFファイルをご覧ください。
HP遺跡の年代測定Now!
その1 その2
愛知県埋蔵文化財センター 永井邦仁先生の講義

お世話になった組織と先生方です。
組織 先生
財団法人 愛知県埋蔵文化財センター    赤塚次郎先生
鬼頭剛先生
永井邦仁先生 外
e-サイエンスコミュニケーション 舟生武司先生
日本原子力研究開発機構 國分陽子先生 外

ありがとうございました。

なお、独立行政法人日本原子力研究開発機構ペレトロン年代測定装置の使用にあたっては、施設供用制度によって行いました。

サイエンス・ダイアログ事業

サイエンス・ダイアログ事業とは?
「サイエンス・ダイアログ事業」は、JSPSのフェローシップ制度により来日している、
優秀な若手外国人研究者(JSPSフェロー)に有志を募り、近隣の高等学校等において、
研究に関するレクチャーを行う機会を提供するプログラムです。
ホームページより抜粋)

外国人研究者による講義
名古屋大学大学院環境学研究科 Carlos B.Zavalaga 先生をお招きし、
理系の3年生に英語の講義を行っていただきました。
【当日の様子】 (※PDFファイルが開きます)
また、当日の写真が、平成24年度版のリーフレットに掲載されました。



SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)

平成22年度
核融合科学研究所・学協会のご指導のもと、7月から11月にわたり、活動しました。
テーマ「あなたの思いで決まる未来」【講座の様子】 (※PDFファイルが開きます)

平成21年度
東農地科学センターのご指導のもと、本校と瑞浪超深地層研究所(岐阜県瑞浪市)で二日間の講座を開催しました。
テーマ「東海地震はなぜ起こる?」【講座の様子】 (※PDFファイルが開きます)