熱田高校物理部は、
「物理科学の探求」「理科の面白さを感じてもらうこと」
を2つの柱として活動しています。

サイエンスは楽しい!

楽しみ方その1 自分で楽しむ

  1. チェ−ンリングマジックはどうしてできるの?
  2. 低線量かつ低線量率の放射線が生物に与える影響は?(『保健物理』の範囲)
  3. イルカはどうやってフライイングディスクをキャッチするの?(『認知』の物理的解析)
  4. 遺跡で掘った土器はどうやって作ったの?

 平成24年度に研究した主なテーマです。手品を高速度撮影したり自作の実験装置を作ったり、インキュベータ内にLED照明を入れて発芽率を調べたり酵母の活性度を調べたり、水族館に通ったりプールにもぐって撮影したり、遺跡で発掘したり自分たちで土器を作ったり。まだ誰も調べていないことを研究するのは大変だけれど、新しい事実を知るのはわくわくします。「物理」に関係していれば、生物っぽい酵母菌もイルカも、化学っぽい焼き物(セラミック)も研究対象です。かつては地学っぽい東海地震を扱ったこともあります。これは、『地球物理学』という分野に入ります。それぞれ、物理部のホームページで紹介しています。

 平成25年度は、宇宙線を測定しに、4年前にも行った乗鞍岳行きを計画したいと思います。2.3.の研究は継続します。平成25年度から3年間、文部科学省の『中高生の科学部活動振興プログラム』の実施機関に指定されて入れ、予算面からも研究の自由度が大きくなっています。研究のアイディアを持って入部してくれる人が増えると楽しく思います。また、このページの写真は何だろうと思った人、ぜひ部員に聞いてください。


楽しみ方その2 他人と楽しむ

『見えないものを見よう!赤外線・紫外線・放射線』
『見えないものを見よう!静電気の不思議』
『見えないものを見よう!音の不思議』
『金環日食観測会』『金星日面通過観測会』

 地元の3つの小学校と宮中学校、熱田児童館で実験教室を行いました。自分たちが面白いと思う科学を他人といっしょに面白がるのが実験教室です。自分たちの研究では、特定の内容を深く突っ込みます。実験教室を行うことで、広く物理を理解することにもなります。なによりも、子供たちの笑顔を見るのは楽しいことです。6月の実験教室は、名古屋市の広報や熱田児童館のホームページで公募され、熱田児童館で開催されます。観測会は、天文部と合同で行いました。

楽しみ方その3 見る・体験する・表現します。

 いろいろな施設を見に行きます。実験講習会に出席します。専門家の指導を受けます。研究発表をします。フットワーク軽く、動き回ります。いっしょに楽しみましょう。

こんな人に入部してほしい

 「物理科学の探究」といっても「生物学」ですら「物理」的に理解することなしにはいられません。全ての科学はつながっています。科学的なことであれば、ターゲットです。その手段として、電子回路の作成は必修です。パソコンも重要なツールと認識しています。それらに興味のある人はぜひ。スイッチぽんではできませんが、一から自分で考えることができるようになりたい人はぜひ。

 将来、小学校の先生になりたい人にも。小学校では理科の実験知識を持ち、楽しい理科の授業ができる先生は魅力的です。

 科学の理解は、単純に生活が楽しくなることにつながります。サイエンスが面白いと思う人はぜひ入部してください。

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