実験教室を行いました


熱田高校物理部は、
「物理科学の探求」「理科の面白さを感じてもらうこと」
を2つの柱として活動しています。

昨年12月の犬山西小学校での出前実験教室
「見えないものを見よう!電流ってどんなもの」
に続き、3月2日、熱田高校の卒業式の午後に地元の千年小学校へ出かけ、
理科クラブの児童に、出前実験教室
「見えないものを見よう!赤外線」を行いました。


リアカーで荷物とともに千年小学校へ。

今回は、光センサーを小道具として自作しました。

まず、ライトの光があると、
LEDが赤く点灯することを確認。


これから3グループに分かれて実験です。


-実験A-

ライトにセンサーが点灯することをまず確認。
「黒いガラス」越しに光が見えないことを確かめてからセンサーに向けるとアラ不思議。

「点灯した!見えない光だ!」

-実験B-

太陽光を鏡でリレーして、細くして、
三角の調味料入れに水を入れたものを通すと虹色に分かれます。

センサーを青色部分に持っていくと・・・点灯!

赤色部分に持っていくと     ・・・点灯!

赤色の外側の何も見えないところに持っていくと・・・

「点灯した!見えない光だ!」



-実験C-

ラジカセやおもちゃのリモコンの前部をセンサーに向けると

「点灯した!
 見えない光を
 使ってるんだ!」


(ケータイの通信部分を
 センサーに向けているところ)


このあと、CCDカメラ(ケータイやデジカメ)で赤外線が見えることの説明を聞いて、


-実験D-

今度は暗がりのなか、目で見えない。
ケータイのカメラで見ると、

「何か見える!」


-実験E-

見える形は五角形。CCDで見ると「☆だ!」

赤外線は、

@どこにでもあって、
ATV付きインターホンやレーザーメスなどでも利用されていて、
B地球温暖化もこの赤外線が関係していて、
C少しなら大丈夫。大量なら危険。ヒトは上手に利用しています。


「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、
    正当にこわがることはなかなかむつかしい」寺田寅彦『小爆発二件』

を紹介しておしまい。

ご苦労様でした。


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